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ほあしたつのり@宮崎県のニート

仕事辞めてニート。地域と面白おかしく生きてます。 twitter:@GoingHoasi

企画 2018年10月14日

世界の貧困をこの目で確かめたい。宮崎からルワンダ共和国へ新たな挑戦!

「宮崎の人」に会いに行く。

東アフリカにある国の一つで、アフリカで最も人口密度の高い国、ルワンダ共和国。この国は過去の内戦の影響もあり、多くの貧困層の人たちを抱えています。

そんなルワンダ共和国へ青年海外協力隊のろう学校教師として、2019年から派遣される津田ナツキさんにインタビュー!

貧困について興味を持った大学時代

 

ほ: 何がきっかけでルワンダ共和国へ行くことになったんですか?

 

津田さん: 大学生の頃に尊敬している先生と共に大阪の釜ヶ崎へ行ったんです。そこにはホームレスの方がたくさんいて、物価も違うし餓死している人もいるという現状があって。衝撃でした。貧困があるってことを知らなかった自分にもショックで。

それから段々、世界の貧困に興味を持ちました。世界の貧困を知りたい。そのことが自分の肌で感じたい。自分の目で見たい。それが自分の夢の一つになりました。それからしばらくして、大学内で青年海外協力隊の応募を見つけたことがきっかけですね。

 

ほ: ルワンダ共和国って特に貧困がひどいんですか?

 

津田さん: 一番ということではないですが、やっぱり「飢えている」という点はひどいと思います。 後進国で過去に内戦もあったから。日本のように当たり前にコンビニがあるような風景はないですね。

 

ほ: 大学時代に出会った青年海外協力隊。そこにはすぐ入隊しなかったんですか?

 

津田さん: 社会人としての経験がなかったので、大学卒業後すぐに入隊せず、いったん国内の福祉関係の仕事に就職しました。

 

青年海外協力隊とは……外務省所管の独立行政法人国際協力機構(JICA)が実施する海外ボランティア派遣制度のこと。青年海外協力隊の募集年齢は20~39歳。

 

青年海外協力隊へ進むターニングポイント

 

ほ: 福祉系の仕事に就いている中で、青年海外協力隊へ参加するターニングポイントは何だったんですか?

 

津田さん: 青年海外協力隊はどこかで叶わない夢だと思ってました。だけど、宮崎へ帰って来てから、地元の友だちと会うようになって、青年海外協力隊の夢について話し続けていたら、「それいいじゃん!」と応援してもらえるようになったり、青年海外協力隊を経験された方を紹介してくれる人もいましたね。段々、夢が現実味を帯びてきて、言葉にすると夢が現実に向かうことを実感しました。

 

ほ: 周りの人たち良い人ばっかりですね。

 

津田さん:そう!めっちゃいい人ばっかり!

 自分の力だけだったら年を取っておばあちゃんになった時に「行きたかったなー」で終わってたと思います。言葉にしていて良かった。大きい仕事がひと段落ついて「今かな」と思って、青年海外協力隊の試験を受けたら、運良く一発合格しました(笑)

 

青年海外協力隊の業務

ほ: ルワンダではどんな業務を行うんですか?

 

津田さん: 私が行くところはルワンダのろう学校です。主に貧困で耳の聞こえない子供たちを相手に先生として向き合います。

 

ほ: じゃあ今、手話を勉強してるんですか?

 

津田さん: 社会人になってから仕事とは別に、趣味で手話の勉強を始めました。今は通訳ボランティアの活動などを行なっています。

 

ほ:趣味!?

 

津田さん: 青年海外協力隊の職種で、ルワンダで耳の聞こえない生徒の先生を募集していたんです。私の今までの福祉の経験を活かせるし、学校に入ったら貧困の子供たちに直接関われることができると思いました。

ただ、日本とルワンダの手話は違うので、一から覚え直しだけど(笑)

 

ほ: 一からなんですね(めっちゃ大変……)。ところで、いざ青年海外協力隊になるために福祉の仕事を辞める時、大変でしたか?

 

津田さん: めっちゃ勇気が必要だった!もう一生勤めると思ってたから。

 でも、青年海外協力隊の試験を受けようと思った時から、受かった場合、日本に居られるのが一年ちょっとしかなかった。だから今、日本でやれることを全部やろうと思い、日向ドラゴンアカデミーや日南市の振徳塾に参加したり、ライターの仕事を始めました。特にライターの仕事は、ルワンダへ行った際の「日本への情報発信をやりたい」と思うきっかけになりましたね。

日南振徳塾とは……若者を対象にした日南市の人材育成講座。

日向ドラゴンアカデミーとは……日向市主催のビジネスで地域課題を解決するソーシャルビジネススクール。

 

ほ: 今、ルワンダに行くまでに勉強していることは何ですか?

 

津田さん: 訓練に入るまでに英語のイーラーニングや専門知識のレポートなど、大量の課題があります。70日間の訓練では、英語や講座などをみっちり勉強します。

 

ほ: 最後にルワンダに向けての気持ちや目標を教えて下さい。

 

津田さん: とてもワクワクしています。心配してくれる人や応援してくれる人がいて、感謝です。

宮崎のみんなから応援してもらえるような活動・取り組みを行って、それを情報発信することで、しっかり記録を残せていけたらいいと思ってます。でも……正直現地へ行ってみないと何も分かりません(笑)

ただ、私の「ルワンダへ行く」という行動が、「え?ルワンダってどこ?」という周りのルワンダに対する探究心を生んだのは確かです。それがルワンダの現状を知ってもらえるきっかけになったし。

だから私はこれからも行動を続けていきたいと思っています!

 

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今後の津田ナツキさん活動に目が離せません!
なお、津田さんの青年海外協力隊での活動、ルワンダでの活動は、下記のホームページにて要チェック!

津田ナツキの宮崎ルワンダ物語 Do the Rwanda! Do the Rwanda!

リンク先:https://tsudanatsuki.com/

 

 

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