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ほあしたつのり@宮崎県のニート

仕事辞めてニート。地域と面白おかしく生きてます。 twitter:@GoingHoasi

企画 2018年11月04日

ヨーロッパ旅行での借金を返済したい!その想いから誕生した宮崎の「金のシャチホコ」。

「宮崎の人」に会いに行く。

10月から宮崎県宮崎市の深夜の商店街にて、松下裕紀さんによる金のシャチホコをモチーフにした路上パフォーマンスが行われている。
「金のシャチホコ?何じゃそりゃ!?」と好奇心旺盛な筆者は、いてもたってもいられず、松下さんへのインタビュー&路上パフォーマンスに密着すべく、深夜の宮崎市へ乗り込みました。

写真:笑顔でインタビューに応じてくれた松下さん


ヨーロッパ旅行の悲劇


ほ:Facebookで金のシャチホコを見かけて、思わず来ちゃいました!インタビュー受けて下さり、ありがとうございます!


松下さん: こちらこそ、ありがとうございます!


ほ:さっそくなんですが、なぜ金のシャチホコが誕生したのか教えて下さい。


松下さん: 少し前に、ビールの勉強と旅行をかねてヨーロッパへ行ったんですよ。その時、航空券の発券ミスがあって。また別の航空券を発券したんですけど、それも間違っちゃって。


ほ:えっ?



松下さん: なぜか分かんないですけど、よくあって。



ほ: よくはないですよ。



松下さん: それで持って行ってた予算10万円がなくってしまったんですよ。カードの限度額もオーバーしちゃってて、現地に着いてから半ホームレス状態が始まりました。でも、さすがにその状況が厳しくなって、今住んでるシェアハウスの住人に電話して助けてもらいました。


ほ:それじゃ、旅行中は楽しめなかったんじゃないですか?



松下さん: いえ、もう全力で楽しみました。せっかく来たので。



ほ:(たくましい……!)帰国してからはどんな気持ちでしたか?



松下さん: まだ借金したっていう実感はなくて。後日、請求金額が届いて「あっ、やばい!」と思いました。



ほ:なるほど。それで返済方法を考えた時、金のシャチホコのアイディアが出たんですか?



松下さん: 他にもアイディアがありました。某パンのアニメキャラの着ぐるみでパフォーマンスをしようとか、日本一周して稼ごうかなとか。でも、色んな人に「まず、すぐに借金返済が先だろ!」と怒られました。「確かにな」と思い、結果、金のタイツを履きました。


写真:金のシャチホコポーズを取る松下さん


金のシャチホコとしてのデビュー


ほ: 最初に金のシャチホコとして路上に出た時、どんな気持ちでした?


松下さん: 恥ずかしいとかではなく、怖かったですね。でも今は慣れて、交差点とか普通に歩けます。


ほ: 金のタイツで活動する中で良かった体験、大変だった体験は何ですか?



松下さん: 良かった体験は、一見、怖そうなお兄さんが「お金集めてるので入れてくださいよ」と通行人に声を掛けてくれたことや、今まで稼いできたお金の価値観が変わったことですね。今回得たお金は今まで稼いできたお金とは質が違くて、「大切に使いたいな」と思えました。
大変だった体験は、背中を踏みつけられたことですね。


ほ: えっ?背中を?


松下さん: 男の人が来て、「からかってやろう」という感じで背中を踏まれました。一瞬のことでしたが。


ほ: それがきっかけで「路上に出るの怖いなー」とはならなかったんですか?


松下さん: それはならなかったですね。危害を加えられたという感じはしなかったし。まあ加えてはいるんですけど(笑)


路上パフォーマンスに密着


インタビューを終え、深夜12時から松下さんの金のシャチホコ路上パフォーマンスに密着させていただきました。
 

写真:金のシャチホコ路上パフォーマンスの準備を始める松下さん

金のシャチホコ路上パフォーマンスのルールは、松下さんが金のシャチホコポーズを始めると、お客さんが投げ銭するまで休憩することができず、ポーズを取り続けなくてはいけない、というもの。お客さんが投げ銭することで、松下さんは1分間休憩することが可能。
この日はハロウィンが終わった後ということもあり、通行人の少ない商店街通り。


写真で見るよりも、生で見る金のシャチホコポーズは、体力的にとても大変なパフォーマンスだということが分かりました。

今回の密着では、投げ銭が入らず40分以上、同じポーズを続けている時も。松下さんの手足が揺れるたび、邪魔にならないよう物陰に隠れ「頑張れ!」と心の中で叫ぶ筆者(金入れろよ)。
 

写真:金のシャチホコポーズに足を止めるお客さんたち
 

写真:お客さんから投げ銭をしてもらい、休憩を取る松下さん。

ようやくお客さんから投げ銭が入ると、倒れ込むようにして休憩する松下さん。「大丈夫ですか?」とお客さんが体調を気遣うことで始まるコミュニケーションや、投げ銭をすることで松下さんを救おうという、心温まる光景がそこにはありました。

祝!本日借金の返済額15万円の目標達成!
そんな松下裕紀さんの近況チェックはこちらから↓↓↓
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